目から鱗とは、まさにこのことを言うのでしょう。
私は今まで、そんな風に考えたことはありませんでした。
「日本人なのに英語を教えたいなんて、おこがましい」とか、
「たったの一年しか留学していないのに」とか、自分自身に対してダメ
出しをする くせがすっかり身についていたのです。
それを、コーチは
「日本人だからこそ、英語の文法を教えることができる」
「たった一年の留学だからこそ、中身の濃い滞在だった」と、すべてを
プラスの発想に転換してくださったのです!!
それは私には、なんだか魔法めいて思えました。
実際、感動でちょっと鳥肌が立ったほどです(笑)
ぼうっとしている私に、コーチはこんな宿題を出されました。
「まず、英語学校の名前を決めて下さい。どんな場所で、どんな時間
設定で、
どんな生徒さんをターゲットにするかなど、できるだけ詳しく書い
てきて下さい。」
「それから、英語の教材を買いそろえること。子どもさんに教えたい
のならば、絵本や音楽の教材など、カラフルで可愛いものをそろえて
あげてください。そして…」
「ちょっと待って下さい!私はまだ現在の語学学校に事務員として勤
めているし、 英語教授資格だってないし、まだ教えられると決まった
わけでは…」
思わず私が遮ると、コーチは
「まぁまぁ、とりあえず宿題だと思ってやってみてくださいよ。
10億円あると思えば、余裕じゃないですか」(笑)と、どこまで
も強気。
第一回目のコーチングは、そんな風にして終わりました。